一人でECを始めるとき、最初の分かれ道は「カート選び」
ネットショップを一人で立ち上げるとき、最初に決めるのがショッピングカート(ECプラットフォーム)です。ここを間違えると、売上が伸びてから「手数料が重い」「やりたい施策ができない」と後悔し、移行に時間を取られます。一人社長にとって時間は最も希少な資源なので、最初の選択は丁寧にやる価値があります。
この記事では、代表的な3サービス — BASE・Shopify・カラーミーショップ — を、機能の多さではなく「一人で回せるか」「売上規模に対してコストが見合うか」という観点で整理します。
※ 料金は2026年6月時点の各社公開情報をもとにした構造の整理です。最新の正確な金額・プラン内容は必ず各公式サイトでご確認ください。
3サービスの料金構造の違い
3社とも初期費用は無料です。違いが出るのは「月額固定費」と「売上にかかる手数料」のバランスです。
| サービス | 月額費用の考え方 | 手数料の考え方 | 向いている段階 |
|---|---|---|---|
| BASE | 月額0円で始められるプランがある | そのぶん売上ごとの手数料はやや高め | ゼロから・小さく試す |
| カラーミーショップ | 月額固定費がかかるプランが中心 | 月額を払うぶん手数料は低めに抑えられる | 月商が増えてきた段階 |
| Shopify | 月額制(ベーシックから) | 機能・拡張性が広く越境にも強い | 本格的に伸ばす・拡張したい |
ポイントは、月額0円系(BASE)は売上が小さいうちは有利だが、売上が増えると手数料の総額が効いてくるという構造です。逆に月額固定費のあるカラーミーショップやShopifyは、ある程度の月商を超えると「手数料が低いぶんトータルで安い」という逆転が起きます。
一般的な目安として、月商がおよそ1カートから月額制カートへの乗り換えを検討するタイミングと言われます。
BASE — まず始めてみたい一人社長へ
BASEの強みは「今日、無料で始められる」ことです。初期費用も、プランによっては月額費用もかからずにショップを開けるため、まだ商品が売れるか分からない立ち上げ期に向いています。
一人社長にとっての利点は、固定費 りようがない」状態でスタートできること。在庫を抱えず、まず数個売ってみて反応を見る、というスモールスタートと相性が良い設計です。
一方で、売上が増えてくると売上ごとの手数料が積み上がります。「売れてきたな」と感じたら、プランの見直しや他サービスへの移行を検討するサインです。
カラーミーショップ — 月商が育ってきた段階の選択肢
カラーミーショップは月額固定費がかかるプランが中心ですが、そのぶん販売手数料や決済手数料が低めに設計されています。売上が一定規模を超えると、月額を払ってもトータルコストが下がるのが特徴です
。
デザインの自由度が高く、国産サービスなので管理画面やサポートが日本語で完結する安心感もあります。月商が安定して伸びてきた一人社長が、コストを最適化しながら腰を据えて運営するのに向いています。
Shopify — 拡張性と将来の伸びしろを取りに行く
Shopifyは月額制(ベーシックプランから)で、世界中で使われているプラットフォームです。アプリによる機
能拡張が豊富で、越境ECや高度な在 が強みです。
「いずれ規模を大きくしたい」「海 る一人社長は、最初からShopifyで土台を作っておくと、後の移行コストを避けられます。ただし機能が多いぶん、使いこなすまでに学習時間が必要です。立ち上げ初日のスピードを最優先するなら、まずBASEで感触を掴んでからShopifyへ、という順序も
合理的です。
一人社長のための選び方まとめ
- **まだ売れるか分からない / 固定 料スタート- **月商が育ってきて手数料が気に プ で最適化
- 本格的に伸ばす / 越境・拡張をしたい → Shopify で土台づくり
最初から完璧なカートを選ぶ必要はありません。一人で回す以上、「今の自分の段階」に合ったものを選び、伸びたら乗り換えるのが結果 まずは小さく始めて、売上データを見ながら判断していきましょう。
各サービスの最新の料金とプラン詳細は、公式サイトでご確認ください。